とりあたまの日々

アニメ、マンガ、その他趣味について書きます。

おとなのお祭りに参加した

先週は「17才だよ?! おとなのゆかりちゃん祭り@高円寺」に参加した。私自身、2度目の田村ゆかりさんのイベントライブに参加した。「おとな」とは何だ?と疑問に思ったが、細かいことは気にせず臨んだ。

タイトルとは関係なく横浜へと現地に着くと、ゆかりちゃん祭り自体約10年ぶりとのことで熟練の猛者と思わせる様々な王国民を見かけた。今年初めてライブに参戦した自分のようなライト層からすると少し萎縮した。開場するとカフェテリアをイメージしたステージセット、落ち着いたジャズなBGMが流れていた。そして、定刻通りの開演、しっとりとした曲から歌唱すると、そのまましっとりと「おとな」を感じさせる挨拶で始まった。もはやフラグ回収は早々にされた。

今回のイベントライブはしっとりゆかりん曲、懐メロ歌謡曲カバー、そして新曲披露と盛り沢山で良かった。ご本人も仰っていたが、お祭りだからとて前回みたいな曲披露とは限らない。法被着たりしてそんなの無いからと言いつつも、アイデンティティだからとフォローは忘れない。また、前回の賛否を踏まえてなのか、人気楽曲投票ではなくスタッフさんやバンドメンバー桃色男爵からのリクエスト曲コーナーでは色んな曲カバーが聴けた。若い層からすると分からないところもあったが、また違うゆかりん風味を感じた。あとは、ゆかりんと男爵の絶妙な掛け合いも良かったし、仲のよさが伺えた。MCもやって歌ってと確かに大変そうだったが。

あっという間に時間は過ぎていき、最後は暗転と共にまたもや新曲、次第にバンドメンバーはステージ奥へ捌けるとゆかりんソロでの歌唱。跳び曲で締めではなく、終始しっとり歌い上げると深々とお辞儀をする。そして、「うらはら兎のねがいごと」のオルゴールアレンジが流れると、「私を嫌いにならないで」まさに田村ゆかりさんの今の気持ちが滲み出た演出だった。

今やれる事、これからやってみたい事の体現。こちらとしては10年だって100年だって大好きと思っていても、これから先必ずしも推しは10年後20年後も、その形とは限らない。キャリアを重ねるごとに試行錯誤をしていく、「おとな」というテーマを寧ろ突き付けられた。そこまで考えさせられる声優もあまりいないと思う。だからこそ推したいときに推す、そう実感しました。

2度目ましてのイベントライブの参戦だったが、通常ライブとは違う、コンセプト的なこんな形でも良かったと思います。予想以上の内容だったが、新たなイメージや可能性を感じました。ちゃん祭りとしては次回開催は分からないけど、次のライブも日程合えば色んな期待を持って行きたいと思えた。ありがとうございました。